【読んだ本】橘玲 働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる

ちょっとインデックス投資の話から休憩し、FIREにまつわる本の紹介です。

内容一部ご紹介

私が読んで印象に残った部分を中心にご紹介します。

この本が指摘していることをいくつか。

  • 会社の雇用形態が「正社員」と「派遣社員や非正規雇用」と言う二級市民との身分格差に支えられていること 
  • 在日台湾人や在日朝鮮人といった身分についても、終戦後の日本政府の帳尻合わせにより「外国人だけど日本人」と言うおかしな定義をつくってしまったせいであること。

以前台湾や朝鮮の植民地時代、現地の人たちに日本国籍を二級市民として与えていた、もしくは日本に連れてきて日本人として暮らしていたが、今更終戦後国に帰ることもできない人たちに対して帳尻を合わすために与えられた身分である。にもかかわらず、その経緯を棚に上げて保守派が彼らを糾弾している

  • もともと男が外で働き女が家を守ると言うのは勝戦国であるアメリカのテレビドラマやアメリカ社会で展開されたものであり、それに憧れた敗戦国日本が取り入れたまた家制度によくマッチしたものであること

にもかかわらず、国の制度がまだそれにしがみついている事

法制度についても3号保険者等家単位で与えているためにいろいろな齟齬が生じていること

  • 官僚について 世界の政治や役人の世界はスペシャリストであり院卒であるにもかかわらず、日本の学歴は大学卒のジェネラリストであり世界の舞台に行くと全く相手にされなかったり発言ができないでいると言う事実を官僚たちは既得権益を守るためにひた隠しにしている
  • 官僚改革を小泉さんの時代にやろうとしたが抵抗にあって進まなかったこと。厚生労働省の統計報告書問題についてもジェネラリストで自分たちが統計の専門家でもない人たちが適当にやって、しかも担当がコロコロ変わるから勝手に廃棄をしたりしていて忖度以前の問題であること

つい最近もGDPの統計に影響するデータ書き換えのニュースがありましたね

  • 会社について 「会社の権利や長時間労働をなくそう」と話している人たちが北欧などに勉強に行くと、そもそも自分たちが差別している非正規の職員と正規職員と言う格差は海外には存在しないと知ること。
  • また、それを平等にしようとすると自分たちの地位や賃金が脅かされると言うことを知り、結局口をつぐんでしまうと言う事
  • 社会はこれからギグ・エコノミーに行くこと

ギグ・エコノミーとはインターネットを通じた単発の仕事でお金を稼ぐといった働き方。ココナラやランサーズ等もそうですね。ギグとは、音楽のライブハウスなどでギタリストなどが、ゲストとして一度限りのセッションを行なうことです。

  • 会社に終身雇用で勤めたとしても60で定年となりその後40年間生きていかなければいけないこと

これは人生100年時代、よく言われていますね。

  • 世界のヒエラルキーの話。 


トップに成功した起業家
2階層目にクリエイターやエリートエキスパート
3階層目に 高級取り企業のマネジメント
4階層目に労働者

5階層目にAIによって置き換えられる単純労働者

  • FIREムーブメントに向かう若者の話

私の感想

多岐にわたってて面白い!

アメリカの偉い教授(ハーバード白熱教室で有名なサンデル教授など)が「地域コミュニティに帰ろう」とか「生涯学習が世界を救う」というのを、ばっさり
「そんなことなら、トランプの支持者のような忘れられた人たちは、勉強すればハッピーになれる」と一刀両断しています。

結局自分自身のポータブルスキル(転職しても武器になるスキル)や人から得た信頼(信頼残高という表現をしています)が、生きていくための糧になる。そのためには自分が得意なことで仕事すると言うことに尽きる と述べられています。

これを受けて私はどう思うか。

「楽しく得意と思う仕事で生きていき最終的にFIREなるにはどうしたらいいんだろう」

と悩んでいたのですが、

今はお金のめどもついたので、「100歳までゆるゆる機嫌よく働ける仕事をやっていこう」と思っています。

ちょっとかみ砕けていない文章なので、また加筆修正するかもです!

では、良い一日をお過ごしください。

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