沢山出ている最近の投資本よりも、おおもとの人の本を読みたいなと思い、表題の本を買いました。
一気に読み終わったので、考えたことをシェアしたいと思います。
一気に読んだ上で私の意見は
幸せな人生を送るには、2つのことが必要。1つ目は、お金ではなく自分が本当にやりたいことをやること。2つ目は、大切な人から愛されること
有馬なり
ということ。
ウォーレンバフェットについてと、この本の概要について
この意見に至った理由を書く前に、「この本の概要やバフェットがどんな人か知りたい」 という方の為に簡単に要約すると、
・バフェットは子供の頃からお金を稼ぐのが好きで、11歳の時に株を買い始め、現在では10兆円の資産を持つ誰もが知る大富豪です。都会に住まずふるさとのオマハで質素な生活を続けることや、一貫した投資哲学、資産の85%を寄付すると発表したこと等から「オマハの賢人」として尊敬されています。
・この本の中で紹介される7つの哲学は
ー短期ではなく「圧倒的長期」でものを観る
ー周りの声に惑わされず、自分の頭で考える
ー自分の「能力の輪」を決して出ない
ー原則は「損をしない」こと
ー一度身に着けたルールは絶対に守り抜く
ー毎年着実に成果を上げ、社会に還元する
ー(時間管理)決して無駄遣いせず、使うべきところには徹底的に
というものです。
1. 幸せの要素1つ目は「好きで得意なことに集中する」こと
私がバフェットさんと投資でと同じレベルに到達するとは全く思えないですが、結局
「自分が好きなこと、得意なことに全力を注ぐこと」が
彼の生きる糧になっている。そして、名声を得た後も、「大切でないもの」を断ることで、きちんと考える時間がある。これがこの本から得た1つ目の確信です。
成功は『飛び越えられるであろう30センチのハードルを探すことに精を傾けたからであり、二メートルのハードルをクリアできる能力があったということではないのです
「スノーボール(上)」
本当に重要なことだけを選んで、それ以外は上手に『ノー』と断ることも大切だよ
「バフェット&ゲイツ 後輩と語る」
1日に400万通メールが届き年に2週間しか休暇がとれないゲイツに対し、バフェットは「私の『考える時間』は、年に50週くらいかな」と答えていました。ビルゲイツでさえも優先順位がつけられない事を、バフェットはさらに捨てて研ぎ澄ませているのでしょうか。そんな俯瞰できる目を自分も持ちたいものです。
2. 幸せの要素2つ目は 大切な人から愛されること
また、バフェットは最大の成功と最大の失敗は何かと学生に問われ、資産の大きさではなく「愛」こそが物差しになると答えたという話が登場します。
ごく普通の仕事をしていたり、境遇は恵まれていなかったりしても、周りから愛されている人は、大きな成功を感じているものです
「バフェット&ゲイツ 後輩と語る」
人生の目的は、愛されたいと思っている人たちから、ひとりでも多く愛されることだ
「スノーボール(下)」
これには彼の苦い経験があるようです。
仕事一筋だったバフェットは45歳の頃に最初の妻スージーに去られ、「ああなってはいけなかった。私が犯した最大の過ちだった」と嘆いたそうで、まぁ、痛みを感じた大きな出来事だったのでしょうね。
ちなみにぐぐって出てきた情報によると現在の妻は、歌手になりたいと家を出た先妻スージーがバフェットのお世話をする為に見つけてきた元ウエイトレスだとか。先妻の見立てもすごいけど、それはもう夫を愛してなかったということが伺える行動かも。
これ、普遍的なテーマだと思いませんか?
夫は家族の為といいながら責任感半分、自己実現半分で仕事にのめりこんでいく。一方、妻は家庭を顧みない夫に絶望し、家を出ていく・・・
もしくは、定年後の暮らしを想像すると恐怖でしかない友人の話に通じるかも。
人生を「仕事」「健康」「家族」「精神」「友人」という5つのボールにたとえた人もいましたね。「仕事」のボールはゴムでできていて、落としても跳ね返ってくる。しかし、それ以外のボールはガラスでできているので、決して落としてはならないよ と話したのは誰でしたっけ。(コカ・コーラのCEOダイソン氏でした)
大切な人を、大切なタイミングで支え、かつ自立したやりがいを保って生きていきたいですね。
読んでくださってありがとうございます。何かが琴線に響いたなら、嬉しいです。
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では今日も良い1日を!