こんにちは。少し前の本でちきりんさんの「ゆるく考えよう」を読み直しました。Audible（Amazonの朗読サブスクサービス）で聞き放題対象だったので。その中で、「人生３ｘ３分割図」という表があり、毎日家事育児、仕事をお手玉のよう回している共働き真っ最中の皆さんが「人生の各ステージで何を優先するか」考える役に立つと思ったので紹介致します。
目次
人生３ｘ３分割図とは
本を参考に作ってみました。
縦軸に「仕事・趣味（個人の時間）・家庭」
横軸は20年ごとにライフステージを区切っています。（10年単位でもOK）
そのうえで、「各ライフステージの時間を、仕事、趣味、家庭の３つにどう配分するか」を考える、というものです。
本の中では、猛烈サラリーマン、家事に協力的な共働き夫、趣味に生きる人、ワーキングマザーの4パターンも紹介されています。
仕事しかしてないですね。定年後は「濡れ落ち葉」でしょうか・・
こちらは「共働きで家事に協力的な夫」。忙しそうですが、それでも個人の時間は少しはあるようです。
独身の方は仕事をしながら、個人の時間も結構持てそうです。
最後にワーキングマザー。共働きで家事に協力的な夫の場合、それでも少しは個人の時間が持てるケースが多そうですが、ワーキングマザーの場合はほぼ「自分の時間ゼロ」というケースが多い、と紹介されていました。私もそうでした。
このツールを紹介する背景に、ちきりんが採用面接をしていた時の話がありました。面接の時、候補者の人からよく「この会社で、仕事と家庭の両立はできますか？」と聞かれた時、彼女はこう答えていたそうです。
「できるよ。そのかわり、個人の時間はあきらめることも覚悟する必要があるかもね」と。
確かに、子供たちが保育園に通っていた頃は個人の時間なんて「コーヒー一杯を飲んで一息つけたら嬉しい」というレベルだった気がします。保育園で「朝起きた瞬間から『早く早く』と言いながら支度し支度させる」というママもいました。
人生設計とは、仕事・趣味・家庭のどれか１つをあきらめること
以前読んだ時は記憶に残らなかったのですが、「人生設計とは、『仕事、家庭、趣味の中から最大２つを選ぶ」という選択であり、逆をいうとどれか１つをあきらめることである」と書かれていて、我が身を振り返りました。
学生のころ「20年後の自分」を書く自己紹介欄に「仕事も、家庭も、旅行とかも楽しくこなしているお母さん」と書いたのですが、それを見た友人に「そんなん無理だわ」と言われたことを思い出したのです。
確かに、実際に総合職で働きながら子供を産み育てることは、コーヒー一杯飲む時間も満足に持てないようなハードな生活であることも思い知りました。
一方で、「子供を産む」「夫の転勤で一度会社を辞める」など、ライフステージごとに否応なしに「仕事・家庭」の配分は変化にさらされ、それなりに楽しんできました。
そんな私の３ｘ３表を次に紹介します。
有馬なりの３ｘ３表。サイドFIRE後も仕事は続けていきたい
目盛りが20年単位なのでざっくりですが、何年かごとに大変化が起きて今に至ります。
途中、緑の部分が間欠泉のように飛び出しているのは出産と、転勤に伴う引っ越し、子供の環境変化のサポートなどですね。（フルタイムの最中に引っ越した時もありましたが忙しすぎて記憶になく、省略しています）
現在はサイドFIRE直後ですが、仕事は細く長く続けていきたいので最後までゼロにはしていません。
FIRE後のやりたいこと―Bucket Listを年代ごとに決めておこう
人生をライフステージごとに考えるのって、選択肢が増えてよいと思いませんか？
子供が小さい頃は、共働きで働く＆家庭。もしくは、夫婦で家庭と仕事を分業。
子供が小学校にあがったら、働く＆家庭で2人でお金を稼ぐ！
キャリアアップしたいから大学院に行きたい時は、片方が稼ぐ、片方が学ぶ。家庭は二人で。
FIREしたら、趣味＆家族で旅行を満喫。仕事は、細く長く社会に役立つことを。
30代、40代、50代、60代・・と、年代ごとにやりたいことを決めておくのをおすすめします。
前の投稿でも書きましたが、「Bucket List」ってご存じでしょうか。
「Bucket List」は、もともと「バケツを台にし首をつって（最後にバケツを蹴って）死ぬ」ことを英語で「Kick the bucket」というのですが、そこから「死ぬ前にやりたいことリスト」をBucket Listと呼ぶようです。
私はこれを年代別に作ることをお勧めします。
70代で体力が必要なトレッキングやスカイダイビングはできないですし、子供がお父さんお母さんにだっこをせがんでくるのもほんの少しの間だけ。「命短し恋せよ乙女」 のように、やりたいことで、「今しかできないこと」を確実にやっていきたいですね！
皆さんも、ぜひ3分割のツールを使ってみて、そのあと年代別のBucket Listも書いてみてください。きっと自分の優先順位がはっきり見えてくるのではないでしょうか。
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では、良い1日を！
