こんにちは、有馬なりです。今朝の日経新聞に「持ち家か賃貸か」という記事が載っていました。永遠に終わらないテーマですが、簡単に記事の紹介をするとともに、FIREを目指す観点での私の考えを加えました。日経記事は会員登録すれば読めます。
https://mirai.smtb.jp/wp/wp-content/uploads/2023/04/column-102_1_img1.jpg
目次
出費総額の比較 50年住むとあまり変わらない
前提は、「首都圏の30代の子育て世帯が賃貸かマイホームに50年間住んだ場合の総額」です。
結果 賃貸:約8,235万円 VS マイホーム:8,310万円
でした。条件について簡単に追記しましたが、詳細は日経の記事がベースにしている三井住友トラストの試算もウェブに公開されていましたのでご確認ください。
https://mirai.smtb.jp/category/column/1601/
・賃貸派:都内3LDKの賃貸マンション(家賃15万円)を1年目から30年間賃借し、31年目から20年間は、子供が独立したことを契機に都内2LDKの賃貸マンション(家賃10万円)に引越す
・マイホーム派:首都圏に土地つき戸建て住宅(物件価格5,100万円 )を購入。頭金は物件価格の2割(1,020万円)とし、住宅ローンの借入額は4,080万円とする
金利(固定)2%、返済期間35年のケースでの「購入時頭金、諸費用、毎年の税金納付額、修繕費用、シニア期のリフォーム費用」などを平均相場で計算
持ち家・賃貸のメリット・デメリット 持ち家は設備が良いが変化に対応できない 賃貸はその逆
これもいいつくされたことですが、簡単に。
持ち家のメリット・デメリット
メリットは設備が良い、リフォームできる、最終的に自分の住処となる。一方、デメリットとしては家族数が変わった場合の対応、転勤・転居しにくい、ローンが負担で教育費がかけにくい などでしょうか。「ご近所トラブルで詰んだ」というような話もたまに聞きますね。
賃貸のメリット・デメリット
メリットは、持ち家の様々な束縛 ローン、家族構成の変化、転勤転職への対応、教育費負担などに「引っ越し」で柔軟に対応できることですね。一方、設備については賃貸は一般的にマイホームや分譲用マンションより劣る場合もあります。(分譲マンションの賃貸に住む手はありますが)
子持ち共働き世帯が住まいを選ぶポイントとFIREを考えた場合
子持ち共働き世帯が住まいを選ぶポイント
新居にこだわりたい、地元に終のすみかを構えたいという価値観はおいといて、考慮すべき事は
「教育方針」x「夫婦の働き方」x「老後のプラン」の掛け算だけバリエーションがあります。
「教育方針」は「受験するか、しないか」「公立か、私立か」
「夫婦の働き方」は「転勤があるか、ないか」「ローンを返し続ける収入があるか、ないか」
「老後のプラン」は「子どもが巣立ったら住み替えるか、住み替えないか」「老後も家賃を払う収入があるか、ないか」などが日経では紹介されていました。
FIREを考えた場合
十分な収入があり、引っ越す予定がないなら持ち家でいいとも取れますが、「FIREに向けて投資金額を増やしたい」と思う場合、ローンを返済するまでは投資はなかなか難しそうです。
第3の選択肢 「社宅住まい」
伝統的な日本企業だと、「転勤」があるかわりに「借り上げ社宅制度」がある会社も多いのではないでしょうか。
減ってきているとはいえ、国内には社員寮・社宅としての住宅が69000件ほどあるようです。(平成30年データ https://www.mecyes.co.jp/column/article/corporate-housing-and-dormitories-today-as-seen-from-data)
まだ住宅を購入していない若い夫婦や独身の方、転勤が多い方向けの選択肢ですが、「市場価格と比べると大幅に住居費を抑える」ことができるので、住宅ローンや家賃にかかる費用を例えばつみたてNISAに回すことができます。
FIREにも人生にも必要なのは変化に対応できる力
結婚には「まさか」があるんでしたっけ?変化に対応する柔軟性もしくは財力が大切かもですね。自活力は夫婦それぞれに必要なので、自分の稼ぐ力を磨かねば、ですね。
トップ画像 AIにこたつがうまく伝わらない
今回もDALLE-3にお願いして「温かい部屋でこたつに入っている少女とそばに三毛猫、テーブルにはみかん」というイラストを作ってみました。
こたつには布団が必要だとか、みかんは床にぶちまけるなとか言わないと難しいようです。
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寒くなったので風邪に気を付けて、良い週末を!