この記事は、株に投資したいが仕組みが分からないので理解したい人、分からないものに投資したくない人、株式投資とは何かおおまかに知りたい人、自分の子どもに説明したい人(私です)向けに書いています。
仕組みはいいからすぐに始めたい人は、SBI証券か楽天証券で口座を開設、ノーロード&手数料の安いS&P500か全世界バランス型投資信託、ETFを積み立て投資でOKです!
前々回の復習 株とは何か?
前々回のエントリ 「毎月コツコツ積立投資してお金を増やそう②株とは?「出資」とは?」を少しだけ振り返ってみましょう。

えーと、株とは。出資した人に与えられる権利だった。

そうそう。出資した株主には、会社のオーナーとしていろいろな権利が与えられるね。
- 株とは
- 会社に出資した人(株主)に与えられる権利
- 出資とは
- お金が必要な会社に株主がお金を出すこと
- 出資して企業が成長すれば株主ももうかる
- 株主の権利とは
- 財産の権利 会社の財産の所有権
- 経営の権利 重要な意思決定は株主の同意が必要
ではここから、「株式に投資するってつまりどういうこと?」「どうやって値段が決まるの?」「どこで買うの?」といった疑問に答えていきます。
株式投資とは何か
例えば、回転ずしチェーン社長の須史郎さんが、もっと店舗を増やすために資金が欲しいとします。

「銀行からはこれ以上お金を借りたくないし・・よくわからない人に出資されるのも怖い・・」
(50%超出資されると、会社の経営権を乗っ取られてしまいます)
そんな時、「上場して資金調達しよう!」
が選択肢になります。
「上場」とは企業が発行する株式を証券取引所で売買できるように、証券取引所が資格を与えることをいいます。
なるほど!東証経済教室より引用

チョットナニイッテルカヨクワカリマセン

上場とは、お金を集めたい会社と、投資家をつなぐマッチング場所「証券取引所」に登録することだよ。
有望な会社に出資したい人と、出資してもらいたい会社をつなぐ場所、それが証券取引所です。
もちろん上場には一定の基準を満たす必要があります。
上場によって、企業は円滑な資金調達が可能となるほか、社会的信用や知名度の向上といったメリットがあるとされる一方で、上場を維持するためのコストの増加や社会的責任の増大といった新たな負担も生じることとなります。
なるほど!東証経済教室より引用

会社は上場することで、お金を調達するほかに知名度UPもできるけど、責任も増えるんだね
会社は上場することで、お金を調達するほかに知名度UPもできるけど、責任も増えるってことですね。
投資家は、昔からある大和証券や野村証券や、SBI証券や楽天証券などネット証券会社経由で売り買いをします。各証券会社はその注文を証券所に出し、証券取引所のコンピューターで売買注文のマッチングが行われます。

上場している会社は、株主の間で自由に売り買いができます。(上場していない会社は取締役会で承認されないと売れません)
須史郎さんの回転ずしチェーンはどんどん拡大し知名度もUP、市場の期待値は高まります。そして、100株100万円だった株式を「120万円でも買いたい」「150万円でも買いたい」という人が現れると、「100万で買った株を売りたい」人と取引が成立します。
価格はオークションのようにリアルタイムで変動しているので、期待値が高い時はどんどん株価が上がります。
下記はリアルに存在する回転ずしチェーン最大手「スシロー」の株価です。飲食産業が打撃を受ける中、企業価値が上がり続けていますね。コロナ対策でいち早くテイクアウト用のロッカーを置いたりしていましたし、近所の店舗は夕食時は客足が途切れないですね。

ある時、回転ずしチェーンで食中毒が発生、ニュースで報道。評判が落ちて客足が遠のき、売上も下がります。
そうなると、「この会社はヤバいのでは」と投資家心理は冷え込み、株価は落ち込みます。100株90万円、80万円、、と下がっていき、「100万で買った株だけど、80万円でもいいからこれ以上下がる前に売りたい」という人が、株を手放したりします。
リアルの例では、日産自動車でカルロス・ゴーンさんが逮捕されてから、株価が急落し、その後コロナ禍もあったとはいえ、まだ逮捕前まで回復していません。

まとめ
以上、日本の株式投資の仕組みをざっくりとお伝えしました。
海外の株式を買う場合も、投資家である私たちは日本の証券会社に売買注文を出し、証券会社が海外の証券取引所に注文をつなぐので、基本的には同じです。
もっと詳しく知りたい方には、以下も参考にしてみてください。
東証 なるほど!経済教室 経済を学ぶ
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それでは、また!
