そもそもFIREとは何?お金の自由を得て人生の選択肢を増やすこと。共働き夫婦が目指すことは可能。

こんにちは。有馬なりです。「そもそもFIREって何?よく聞くけど意味が分からない」という人の為に、わかりやすく解説します。

FIREとは

FIREとは、Financial Independent Retire Early の頭文字をとった略語で、直訳すると「経済的に自立し、早く引退しよう」です。

ただ、「引退後は全く働かない」のではなく、どちらかというと「好きなことをして働く」も含めて人生の選択肢を増やす」という意味合いで語られることが多いです。

FIREとこれまでのアーリーリタイアとの違い

有馬なり
有馬なり

昔はアーリーリタイアする人って大金持ちのイメージ。ほら、大橋巨泉とか。

すみません、若い人は知りませんね・・海外でOKギフトショップというおみやげ物屋さんを展開してた芸能人です。

アーリーリタイアといえば、ビジネスで成功した社長さんや、親から遺産を相続した人など一部のお金持ちが楽しむもの・・というイメージでした。

これまでのアーリーリタイアとFIREの違いは、

一般の人が再現できる手法が共有されている」ことと、「30代前後の若い人たちがムーブメントの中心となっている」こと、「倹約し、投資を活用して生活費にあてる」ことです。

FIREムーブメントが起こったきっかけ

ベースの考え方は、1992年アメリカでベストセラーになった本「お金か人生か――給料がなくても豊かになれる9ステップ」(今年和訳が出ています)などが起源ですが、「FIREムーブメント」と言われる勢いに火をつけたのはカナダ人ピート・アデニーさんのブログ Mr. Money Mustacheでした。

ソフトウェアエンジニアだったピーターさんは夫婦で収入の多くを貯蓄と投資に回し、30歳でリタイアしました。倹約生活のコツや家計管理、投資、税金などの情報をブログで発信し、若い世代を中心にFIREを目指す人たちの支持を得ています。

なぜFIREが人気なのか 背景について

2008年のリーマンショック、金融危機という言葉を覚えていますか? 

日本でも景気が悪くなって「派遣切り」が起こったり、「年越し派遣村」ができたりした年でしたね。

アメリカではリーマンショック後、就職で苦労した若者世代の中に

ミレニアムA
ミレニアムA

親世代のように、ローンを組んで大量にモノを買って消費する暮らし方よりも、必要最小限のものや自然に囲まれてつつましく暮らしたい

ミレニアムB
ミレニアムB

これから65歳まで会社に人生の大半を会社にささげるより、大切なことに時間を使いたい

と感じる人が増えたこと、さらに

ミレニアムC
ミレニアムC

株価ずっと上がってるし節約して投資に回したらリタイアできるかも?

と、株価が長期にわたって上昇し投資ブームが起きる状況で起こったスタイルではないか、と言われています。

日本でも若者とバブル世代でずいぶんと働き方や消費の感覚が違いますよね。

日本では2020年頃から本やネットで話題になることが増えましたね。

FIREを実現する方法は

様々な本で共通して提唱されている方法は、

生活費x25年分のお金を貯め、貯めたお金を投資で運用しながら年4%ルールで取り崩し生活する

です。これは、「トリニティ・スタディ」という名前で多くのFIRE志望者が参照しているトリニティ大学の教授による研究結果で、

年間生活費の25倍の資金を米国株のS&P500連動型ETFと米国債に50:50の割合で投資した場合、年4%ずつ生活費に取り崩しても、インフレも考慮した上で、30年間はもつ可能性が高い、という内容です。

ここでは「S&P500? 連動型ETF?」とかあまり気にしないでくださいね。

要は、

  • 生活費が年300万円の人は、7500万円
  • 生活費が年500万円の人は、1億2500万円 貯める!
  • そして、運用しながら年4%ずつ取り崩す!

取り崩す4%を上回るリターンで運用をし続ければ大丈夫ということです。

詳しく理解したい方は、上記でも紹介した「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド 」を参考にしてください。

日本のFIREで考慮すべきこと

アメリカと比べると一概には25年分の生活費を用意しなくても実現可能という考え方もあります。

理由は

  • 日本は公的医療保険制度があるのでアメリカのように医療費の自己負担を考慮しなくてよい
  • 年金制度があるので、65歳以降は生涯にわたって固定収入がある。これを補う金額で計算可能
  • 日本の雇用制度(アメリカほど解雇が一般的でない)

こういったことを日本のファイナンシャルプランナー 山崎さんが考慮し解説した本の感想を下記に投稿しました。私と同様に、「共働き・正社員」を推奨されていますので、参考にしていただけたらと思います。

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