山崎元氏の「癌になってみて考えた」に思うこと

こんにちは。経済評論家の山崎元氏がご自身が癌になったことをきっかけに考えられたことを記事にし、話題になっています。今日はその記事で考えたことをまとめてみたいと思います。

  • ご自身が何をやりたいかわからない方
  • 転職を考えている方
  • FIRE後や老後の過ごし方を考えている方

等に参考になれば幸いです。

山崎元氏の記事要約(関連部分のみ)

山崎氏は昨年食道がんのステージと判明し、胃の一部と食道の大半を切除し食道の一部と胃をつなぐというかなり大きな手術をされます。その中で、巷にあふれるがん治療の情報に関する収集や判断、入院のコスト、抗がん剤治療によって失った頭髪や飲酒習慣、さらに余命宣告などを元に、

「癌は不確実性下の意思決定問題である点が投資と似ている」

と、以下の項目について実に冷静かつ合理的に書かれています。興味のある方は下のリンクから読めます。ここでは、下記のうち「真の損得勘定」と「残り時間」について考えたことを述べたいと思います。

山崎元、癌になってみて考えた。「どうでもいいこと」と「持ち時間」

  • 情報と判断、処理の能力のコスト
  • 癌の費用とがん保険
  • 髪の毛や酒の「真の損得勘定」
  • 時間の最適化としての人生

「実はどうでもいいこと」に気づくことで人生のノイズが減る

髪の毛や酒の「真の損得勘定」 という章で、山崎氏は抗がん剤治療で髪の毛が抜ける事を最初は気にしたものの、やがてご自身が坊主頭に慣れると、「今まで人目を気にして来たけど、人は自分の髪型などどうでもよいし本の売れ行きに関係ない。理髪店に行く時間とコストって実は無駄かも」と思えて来たことを記されています。

「実はどうでもいいこと」を意識しているのは、過剰な自意識と、社会的同調から逸脱することへの恐れ、加えてそれらを巧みに刺激する「マーケティングの魔術」の効果によるものだろう。

 意識を変えて拘りを捨てることで、直接的にコストが節約できたり、時間が節約できたりするケースは少なくないはずだ。ヘアスタイルはその一例であり、他に、ファッションや各種の人付き合いのイベントへの参加などがあるだろう。対象は様々であり得るのだが、「実はどうでもいいこと」を見つけ出して捨てることの効果は実に大きい場合がある。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/40318?page=2

私自身、ヘアスタイルにお金をかけて自分の気分が上がることはありますし、たまに友人と集まってお酒を飲みながら話すことはとても楽しいです。まだ「どうでもいいこと」とは思えていません。

でも、もし「外見を整えるのに時間がかかり、本来やりたいことに時間を割けてない」とか、「お酒を飲み始めると二日酔いになるまで飲んでしまう」なら、自分の人生においてとらわれ過ぎていることであり、ノイズであると考えてもいいでしょう。

また、人間は社会的な動物なので、承認欲求は本能的に持っているものです。さらにそれを煽る情報は巷にあふれています。

「自分は他人と比較しない」「やりたいことは人と違っていてよい」と頭ではわかっていても、

・これからは〇〇の時代だ(仮想通貨、AI、プログラミング、NFT、海外etc)

・子供の中学受験には〇〇塾に何年生から

・出世するにはこの社内グループに参加した方が良い

・ステータスとしてこんな車に乗っていた方がいい

などの情報に影響されたり、SNS投稿でのイイねに時間を取られていたりって多いのではないでしょうか。

でも結構自分が本当に幸せを感じること、子供に合ったことは違っていたりします。

自分や家族の本心をきちんと見極めて「やらないことを決める」よう在りたいものです。

お酒について 人生に大切なの3Kは家族、カネ、健康

お酒については、「過去10年間で全く飲酒していない日は3日あるかないか」だったそうで、食道がんの原因としてて飲酒はよく知られているので、文中にはないものの十分思い当たる節があるのでしょう。

「お酒は楽しみだったしビジネス上人間関係拡大に役立った」としつつも、

「お金、仕事の時間や体力を奪っていたことも事実。評価損益はマイナス」と整理されています。

文末で「人生に大切なの3Kは家族、カネ、健康」と書かれている通りで、お酒やカロリーの高いもの、特に中毒性の高いものについては自分の理性でコントロールできないのであれば、離れたほうがいいと私は考えています。(私も「離れられている」と断言できませんが・・)

時間の最適化としての人生 

山崎氏は

「どうして癌に罹ったのか、どうしてもっと早く見つけることが出来なかったのか、等の『後悔』には殆ど意識が向かなかった。日頃から投資について、原稿を書いたり話したりしているせいか、『病気の現状はサンクコスト(埋没費用)だ』と思うことがすんなり出来た。」

とし、生存率のデータから自分の「持ち時間」を「子供(当時、高3と高1)が大学に入るところまでは見届けられようし、まあまあ元気な期間が1年あれば本の1、2冊くらいは書けるだろう」、とし、「癌によって『持ち時間』の使い方を意識すると、何をしたらいいかの見通しが案外立てやすい。」と続けます。(途中にも心配しても利益はない、ともあり、ご本人が自身に言い聞かせているとも受けとれますが)

さらに、

「筆者としては、今後、「持ち時間」を有効に使いながら、読者の「カネ」の増やし方などについて良いお手伝いが出来ると嬉しいと思っている。」と結ばれます。

あなたは何に残り時間を使いますか?

家族と過ごしながら、恋人と過ごしながら、それもあと1年から3年くらいあるとしたら

何に時間を使いますか?

私は、ガンジーの

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」(出典不明)

を意識しながら、家族を大切に、会いたい人にはあっておく。学びは続ける

ようでありたいと思っています。お金はある程度あると良いけど、すべてではない。

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