FIREに向けた固定費削減~火災保険の見直し(賃貸の場合)

こんにちは。共働きからサイドFIREした有馬なりです。最近、契約更新期限が迫っている「火災保険契約の延長」について調べ、現状より年間40%保険料を減らしましたので、その内容について共有します。みなさんも、ぜひ保険の見直しに着手していただければ嬉しいです。

FIREに向けた基本原則は固定費の削減

火災保険の前に、FIREに向けてはまず「収入を最大化-支出を最小化=貯蓄を増やす」大前提がありますね。

そして、支出の最小化というと「電気をこまめに消す」とか「レジャーを減らす」「食べ物の贅沢を減らす」など節約系がすぐに浮かびますが、こういった節約はストレスがかかる為、長続きしなかったり、家族の協力が得られなかったり、リバウンドしてしまったりしがちです。

支出の削減は、固定費の削減、特に出ていくお金を意識しないもの(自動引き落としである通信費の契約見直し、保険の見直し、電気ガスなど光熱費の契約見直し)を見直すと、痛みを感じずお財布は潤うことになり、おすすめです。

固定費削減について言及した日本式FIRE解説本の紹介投稿はこちら

火災保険には風水害、盗難、外部からの衝突なども含まれる

持ち家の場合は、自宅の所有者=自分自身なので、建物全体に保険をかける必要があります。

ここでは、賃貸に住んでいる皆さん向けに説明致します。

一般に、火災保険といっても火災の補償だけでなく、風水害や盗難(自転車とかも)、外部から車が突っ込んできた場合の補償なども含む場合が多いです。地震は含まれないことが多いので要注意。

賃貸の場合 基本は自分の家財の保険、オプションで賠償責任2種類

住まいを借りている場合、建物は自分の所有物ではないので、入居者が保険を検討しなければならないのは「家財保険」、つまり自分の家財道具への保険です。

そして、オプション(特約)として、以下2つの賠償責任の補償を検討します。

  1. 大家さんへの賠償責任・・・火災などで借りている部屋に損害を与えた場合、原状回復費用の補償
  2. 個人賠償責任・・・マンションやアパートで「漏水事故による水濡れ」などを補償

賃貸住宅で必要な家財への保険金額の目安

私が検討した保険会社では、広さ別に保険金額の目安を提示していました。

間取り1ルーム~1DK1LDK~2LDK3K~3LDK
保険金額320万円~520万円420万円~620万円520万円~720万円
家財保険金額の目安(全管協少額短期保険のパンフレットを参考に作成)

で、子供が複数いる家族なら、必然的に家財の保障金額は高め、

大家さんへの賠償責任・個人賠償責任は保険会社にもよりますが1000万円~3000万円で、家財保険とは異なり1メニューしかないことも多いです。

格安と言われる全労済、アパマンショップなどが取り扱う全管協、価格ドットコムなどでシュミレーションをしていみると、

3LDK以上の広さですと500万年以上の家財補償が推奨で、保険料としては年1万円前後かかることが多かったです。(ただし 住まいが木造か軽量鉄骨か、オール電化かどうか、築年数は、などで条件は多少変わります)

見直した内容 家財保険、600万円も、いる?

私が見直したのは「家財補償金額600万を300万に変更」です。また、年払いだった保険料を2年払いに変えました。

それにより、40%の保険料削減(年13500円を8000円)になりました。

家財保険の金額、これ、ニトリやイケアが登場する前の価格設定だと思うのです。

我が家の家財道具をリストアップしてみたのですが、買った当時の価格で計算しても300万円には届きません。

液晶テレビ(購入後10年以上経過) 5万円?

全自動ドラム型洗濯乾燥機 17万円

ヘルシオ 15万円

ホットクック 5万円

食器棚 (購入後10年以上経過)10万円

食洗機 5万円

ルンバ 8万円

ソファ 8 万円

学習机 8万円x2

ベッドとマットレス 16万円

布団人数分 8万円

衣類ダンス (購入後10年以上経過)8万円

衣類 喪服、スーツ、高いコート、学生服などを買いなおしたとして30万円?

鞄や靴 かきあつめて買いなおすのに10万円?

・・購入当時の価格で積み上げたとしても、100万ちょっとしかいきません。親世代だと嫁入り家具とか高かったんでしょうけど。

家が火事で焼けるリスクも、そもそもうちオール電化だし。床上浸水したとしたら2階の家財は無事だろう。

むしろ、災害時にホテルに泊まる費用が保険で出たらうれしいかもしれない。調べたら、火災保険の特約に「臨時費用保険金」というものがあるそうで、火災保険が下りると認定された場合に支払われるそうです。

火災保険の臨時費用保険金とは?どんなときに役に立つ?

浮いた金額をきちんと貯めるか投資に回すことがFIREへの道

年8000円安くなったって、と思われるかもしれませんが、

とはいえ火災保険の8000円、スマホ変更で年8万円、電力会社変更で年2万円・・と見直していくと結構金額の支出が減ります。そして浮いた金額はきちんと天引き貯金やインデックス投資に回しつつ、収入も転職などで着実にアップしていくのがFIREへの地道でも確実な道かと思います。

特に保険は最初に契約してそのまま見直しせず放置していると、トータルで支払う金額は結構大きくなりますので、ぜひ生命保険、火災保険など順次見直していっていただければと思います。

写真は春を知らせる近所の木々から

ここ数日寒くなったりあったかくなったりしていますが、春はもうすぐですね。関西でも桜の開花宣言が出ましたので、近々お花見に行って来ようと思います。(その前に3回目のワクチンです。熱が出るので気が重いですが。)

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みなさん良い一日をお過ごし下さい。

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