こんにちは、有馬なりです。不動産の話が途中ですが(取引も進展なし)、先週からのウクライナ侵攻に心を痛め、思考を持って行かれています。皆さんも「もし日本が戦争になったら」と初めて考えた方も多いのではないでしょうか。ここでは、これまで考えてきた「人生のリスクに備える」ことには何が必要か、「戦争になった時のこと」も加えて考えてみたいと思います。
目次
人生のリスクにはどんなものがあるか
どんなリスクがあるか考えてみました。
まずお金に関しては、「お金があれば解決できるリスク」という意味でまとめました。
- 子供の教育費
- 持ち家購入費用、ローン
- 離婚した場合の収入源・養育費
- 失業
- 老後の生活費
- 親の介護費用
教育費も持ち家もお金があれば解決できますし、夫や妻と離婚したくなっても
「経済的に頼っているから離婚できない」と耐える必要はなく、選択肢が増えますね。失業も配偶者が稼いでいたり、向こう1年は暮らせる程度の貯金があれば急には困りません。老後の生活費、親の介護についてもそこまでお先真っ暗にはなりません。
お金で解決できないこと、ざっとあげてみますね。
- 人間関係
- 健康
- 住まいを失う
- 土地に住めなくなる
- 食べ物や物資が手に入らなくなる
- 死ぬ
みなさん「備える」って大体地震が来たら数日間をなんとか過ごせる為の備えをイメージしますよね。でもまぁそれは備えておけばOKなので除外します。
人間関係は家族との人間関係、子供の学校での人間関係、地域や職場での人間関係など。
健康は、自分や配偶者が働けなくなったり、誰かに介護してもらわないといけなくなるリスク。
住まいについては、日本は災害が多く、毎年のように洪水で流される家屋の映像を目にしますよね。地震についても、南海トラフなどいつ大地震が起きてもおかしくないといわれ続けています。
土地に住めなくなるというのは、放射能汚染や戦争など、家があろうがなかろうが離れなければならない状況のこと。まさに現在のウクライナの方々の状況ですね。
食べ物や物資が手に入らなくなること。これは、ウクライナのスーパーからも物が消えていますが、経済制裁の対象となったロシア国民もそうなりつつあります。IKEAが閉店となり、SWIFTという銀行間決済からロシアが締め出され、様々な輸入製品がストップしています。ロシアは農業国ですしガスなど資源のある国ですが、日本は資源もなければ食料自給率も低いので、すぐ行き詰まります。
最後の「死ぬ」はリスクというか、死んだら終わりですが。
つらつらと考えたことを書いていきます。
人間関係については、複数の居場所を持つ。「ここを失ったら終わり」みたいな心理だと死にたくなりますが、家族、職場、住んでいる地域、子供の習い事の父母、自分の趣味など、いくつか持っていたらそこまでしんどくありません。
健康については、長期的な視点でメンテを行うこと。また、自分が働けなくなってもお金が入ってくる仕組みを作っておくこと。これは高配当株、株式の定期取り崩し、不動産収入などもそうですね。
他、「おひとりさまの老後」を著した上野千鶴子教授は近くのデイサービスや受けられる介護の段取りを済ませているそうです。
住まいを失うこと。 これは、持ち家が壊れたらもうプランBがない、というようなお金のかけかたをしないこと。賃貸で身軽に引っ越せるようにしておくこと、ですかね。
土地に住めなくなること。これも賃貸前提だとそこまで悲壮でなくなります。また、今回のように戦火に追われることになった場合、海外に住める拠点や頼れる友人を持っておくことが大切だと実感しました。私は老後に海外でAirBnB住まいをしたいと考えていますが、早めに旅行がてらお試し滞在を始めてもよいと思います。
偶然ですが、下記の「投資を生き抜くための戦いー時の試練に耐えた規律とルール」にも、戦火に追われた時に「役に立つ能力と人脈が大切」「世界各地に何か所か拠点を持つ」と記されていました。株券がすべて燃えてしまった難民たちの話も言及されています。
次に、食べ物や物資が手に入らなくなる場合。ロシアの人々は、度重なる飢饉がロシア革命の頃も、またソ連崩壊の混乱でもあったそうで、こぞって家庭菜園で乗り切ったそうです。
節約で有名な経済評論家の森永卓郎さんも「トカイナカ」と称する都会近郊に住んで、家庭菜園を作ることを推奨されていますが、今回の戦争でやろうかなと思い始めた私がいます。
最後の命は、本当に生きてればなんとかなるし死んだら終わり。プランBはないので、死んだ時にせっかく貯めた仮想通貨や株、複数の不動産などが相続人から知られないまま闇に消えていくのではなく、残された人がきちんとアクセスできるようにログイン情報を含めて整理しておくこと、ですね。(これも戦火に追われたら無理ですが)
ともあれ、備えることを備えて日々を真面目に生き抜くのみですね。
今日も良い1日を!
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